健診結果アドバイス

アルコール


アルコールは「百薬の長」と言われ、祝祭や会食など特別の席でふるまわれてきました。しかし、今やアルコールは嗜好品として用いられるようになり、アルコールの消費量の増加とともに、飲み過ぎによる肝臓障害などが増えてきています。アルコールは飲み方次第で、良いものにも悪いものにもなります。これを機会に適正飲酒について考えてみましょう。




アルコールの特徴<長所・短所>

特徴:致酔性(酔いによる意識状態の変化)

長所


・人間関係の円滑化
・ストレス解消
・食欲増進
・消化液の分泌促進

短所


・慢性飲酒による肝障害
(肝疾患、脳卒中など)
・アルコール依存症
・未成年者、妊婦への悪影響
・交通事故
・急性アルコール中毒

アルコール依存症の人の身体疾患


・肝障害(80.0%)
・消化管障害(29.3%)
  胃炎、食道静脈瘤、
  胃潰瘍など
・膵障害、糖尿病(20.1%)
・循環器障害(11.0%)
  高血圧症、心臓病など
・末梢神経炎(7.3%)

アルコールと肝硬変


1.10年間のアルコール消費量と肝硬変発症の危険


<全く飲まない人を1とすると>

5合以上/毎日・・・・・13倍
3〜4合/毎日・・・・・6.2倍
1〜2合/毎日
      かつ
5合以上/週1〜2日・・・・・2.7倍
1〜2合/毎日・・・・・1.3倍
普段全く飲まず、
飲むときは5合以上・・・1.5倍

2.アルコール依存症で肝硬変を発症する習慣性飲酒期間


男性:20.6年(6合以上)
女性:11.8年(3〜5合が35%、6合以上が65%)


アルコール<飲める人・飲めない人>




お酒と上手に付き合おう!



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